奈良びわの葉会
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    悲しみの雨に傘をさしてくれるネロリ

    ネロリという名前は、17世紀のイタリアのネロラ公国のアンナ・マリア王妃がネロリを愛用していたことからその名が付いたと言われています。

     

    貴族の間では革の手袋が流行していましたが、同時に革の臭いを隠すために様々な精油を利用することも流行していました。アンナ・マリア王妃はビターオレンジの花の精油を愛用したため、次第にそれは「ネロリの手袋」と呼ばれるようになり、それが転じて、ビターオレンジの花の精油をネロリと呼ぶようになったと言われています。

     

    ネロリと社交界の関係は深く、19世紀後半のイギリス・ビクトリア王朝期では、きつく締め上げたコルセットで気分を悪くした女性達が気付け薬として利用していたそうです。故ダイアナ妃もネロリを洗顔に用いるなど愛用していたことで知られています。

     

    日本で「ダイダイ」と呼ばれて親しまれています。ダイダイの実は冬の間はオレンジ色に色付き、春になると緑色に戻ります。2~3年も枝に付いたまま自然落下しないので、その姿が「代々続く」めでたいものと見なされて「ダイダイ」という名が付きました。

     

    ビワ温灸の香り成分にネロリドールが含まれています。

     

    ネロリは、悲しみの雨に傘をさしてくれる存在と言われていますので、そんな存在なれたら良いですね。

     

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