奈良びわの葉会

    お盆はご先祖さまを接待する日

    お釈迦様の弟子のひとりである目連尊者は、死んだ母が地獄に落ち、あの世で苦しんでいることを知ります。

    目連尊者は母を救うためにはどうしたらよいのかお釈迦様に助けを求めると、

    「母のみを救いたいと願うのではなく、母と同じ苦しみを持った全ての人々を救いたいという気持ちを持ちなさい」と説かれます。

     

    僧侶が一か所に集まって90日間ほど集中して行う「安吾(あんご)」という厳しい修行を終える日に修行僧たちをもてなし、功徳を積むよう教えられます。

    お釈迦様の言うとおりに僧侶たちへ布施を行った目連尊者の母は、無事に極楽往生できたと伝えられています。

    この目連尊者が行った母への手厚い供養がきっかけとなり、お盆は先祖供養を行う習慣が根付き、現在まで続いているとされています。

     

    お盆は「先祖の魂が帰ってくる」と考えられているのは、仏教国のなかでも日本だけです。

    死者の魂がこの世に戻るという考え方そのものが仏教にはありません。

    日本古代から続く先祖崇拝と、全ての物に魂が宿っているという神道でも説かれる精霊信仰の精神が混在し、このような風習が生まれたと考えられます。

    ご先祖様お迎え団子
    ご先祖様お迎え団子

    お盆のお供えとは?

    一般的なお盆のお供えには、「五供(ごく)」と呼ばれる物があります。

    「五供」とは、香、明かり、花、水、食べ物の5つを指しています。

     

    :心身を浄化する線香の香り

    • 明かり:ご先祖様がいる場所を明るくする
    • :ご先祖様と仏様に喜んでもらうためのもの
    • :心を清らかにするという意味がある
    • 食べ物:私たちが食べている食事を出す

    8月13日お迎え団子

    ①13日をお盆入りと言いますがこの日は門口でオガラなどで迎え火をし、玄関に提灯をつけ迎え団子を備えて準備をします。

    お迎え団子は、みたらし団子や小豆をのせた団子

    8月14日お供え団子

    ②14日にお供えするものはナスとキュウリの胡麻和えとお供え団子

    お供え団子は、おはぎ

    8月15日素麺

    ③15日にお供えするものは、素麺

    8月16日送り団子

    ④16日はお盆最終日、門口で送り火をたいてご先祖を送り出します。

    なにも付けない白いお団子がお供えものに適してします。

    お土産のお団子だから、あの世に帰って好きな味にして頂くために白いお団子なのだそうです。

    盆踊りは、8月15日の晩から踊り始め16日が明けるまで踊り続けます。

    16日が盆明けということから、賑やかに踊り歌って先祖を送り出すという意味もあったようです。

     

     

    お盆とは、自分だけ良い思いをせず、全ての人を救いたい、今生かされている事に感謝をする日なのだそうです。